「素敵ですね……!あの、小さい頃絵本で読んだおさじの森には行きましたか?」 「ん。北の森か……君も連れていってもらえばいいじゃん……って……巫女さんだし、ここから離れられないのか?」 話を聞いているうちに、 この人は自分の何十倍もの壮大な世界を知っていることがわかり、心がうきうきした。