「………あははっ」 ロベルトは手を目に当てて急に笑い出した。 「え……?」 「そうだな。まぁ、決めた人以外の女にキスしたいと思うことくらい、男にはあるよ」 「え?ロベルトどういうこと?」 「脱線したな。ま、明日の朝にはわかるよ」とロベルトは言った。 「そうですか。気にしなくても良いですか?」 「大丈夫だよ」ロベルトは柔らかく笑った。 私は部屋に戻った。