「うん……でも、裸足で草原を駆け回ってる感じ……おでこのイメージだ」 ロベルトは優しく笑った。私はロベルトの笑った顔が好きなのでとてもキュンとした。 「……もうっ」 列車が着いたそこは、砂漠の入り口の小屋だった。砂の混じった乾いた風に、新鮮な気持ちになった。