ペリドットの約束


ロベルトは五線のついた羊皮紙を取り出して、何かを書き始めた。

「ロベルト、曲を作っているのですか?」

「うん。ちょっと、思いついた」

「………野を駆ける……少女?」

「うん。おでこのこと見てたら思いついたよ」

「私走ったりしてませんよ?」