「ほら、おでこ、急いで」
ロベルトは言った。

2度目の列車の旅だ。
私たちは例のごとく列車に乗った。

ボックス席からの車窓は、
街を抜けてまた森の景色に変わっていく。

「次はどこへ行くのですか?ロベルト」

「ん。砂漠の神殿」