桜のような恋だった

「ねぇ、なんで真夏は私とずっといるの?」

真夏は黙っている。
私は慌てて口を開いた。

「あっ、迷惑とかじゃないからね」

真夏は誤解を解いたのかホッとした様子をしている。

少し時間が経ってから真夏は口を開いた。

「そんなの、親友だからでしょ」

私はポカーンとしてしまった。
そして続けるように真夏は言う。

「ひなといると落ち着くの。私たち幼なじみじゃん?なんでも言える仲だし」

私はようやく理解出来た。

「なんか嬉しい」

そう言うと真夏は少し顔を赤らめて

「ば、ばかっ。恥ずかしいじゃないの」

プッとお互いが笑った。

あぁ、私も真夏といると落ち着く。

小さい時から私が泣くとすぐに笑わせてくれて。
1人の私のところに駆け寄ってきて。
本当にかけがえのない存在なんだなと
改めて思った。