桜のような恋だった

そんな中、自転車で爽やかに横切って行く人がいた。
思わず目で追ってしまう。
それに気づいたのか、彼はニッコリと笑った。

「おはよ!」

彼は自転車を止めて視線をこちらに向けた。
私は暑いからなのか、緊張しているからなのか真っ赤になってしまった。

そして、彼は私の顔を覗き込んだ。

「顔赤いよ?どこが具合が悪いの?」

私は耐えられなくなって逃げ出してしまった。