「さってと!見つかってもうたな。」
そう言って、りんはそこにあった大きな石の上に腰かけた。
その石は、りんのヘトヘトの足を休ませるには、絶好の大きさだ。
「…そうだね。」
華子が、天音の名前を叫んでしまった事で、天音がこの町に戻って来た事は、城の者達にも知れ渡っただろう…。
「天音。国に捕まったらあかんで!」
そう言って、りんはいつものように、ニッと笑ってみせた。
この笑顔に、天音は何度救われた事だろう…。
かずさの言った通り、国は石の在りかを探る道具として、天音を捕えようとする事は、目に見えている。
「りん…。」
「絶対にあかんで。」
「大丈夫!みんながいるじゃん!!」
不安がないと言ったら、それは嘘になる。
しかし、その不安を拭い去るように、天音は三人の顔を見て笑顔を見せた。
今はみんながいる。
もう一人じゃない。
「そやな!わいらはもう仲間やなー!」
りんもそう言って答えてくれた。
そう、みんながいてくれる事が、今は一番心強い。天音もそう感じていた。
「は?」
しかし、その言葉に月斗は眉をひそめ
「まったく…。」
星羅はまだ呆れ顔だ。
たまたま今日この場に居合わせたこの四人だったが、それはきっとたまたまではない。天音にはわかっていた。
そう言って、りんはそこにあった大きな石の上に腰かけた。
その石は、りんのヘトヘトの足を休ませるには、絶好の大きさだ。
「…そうだね。」
華子が、天音の名前を叫んでしまった事で、天音がこの町に戻って来た事は、城の者達にも知れ渡っただろう…。
「天音。国に捕まったらあかんで!」
そう言って、りんはいつものように、ニッと笑ってみせた。
この笑顔に、天音は何度救われた事だろう…。
かずさの言った通り、国は石の在りかを探る道具として、天音を捕えようとする事は、目に見えている。
「りん…。」
「絶対にあかんで。」
「大丈夫!みんながいるじゃん!!」
不安がないと言ったら、それは嘘になる。
しかし、その不安を拭い去るように、天音は三人の顔を見て笑顔を見せた。
今はみんながいる。
もう一人じゃない。
「そやな!わいらはもう仲間やなー!」
りんもそう言って答えてくれた。
そう、みんながいてくれる事が、今は一番心強い。天音もそう感じていた。
「は?」
しかし、その言葉に月斗は眉をひそめ
「まったく…。」
星羅はまだ呆れ顔だ。
たまたま今日この場に居合わせたこの四人だったが、それはきっとたまたまではない。天音にはわかっていた。

