何の取り柄もない田舎の村娘に、その国の神と呼ばれる男は1秒で恋に落ちる【後編】



「始まりの合図…やな。」

その頃、戦場にいるりんが何かを感じ、そっとつぶやいた。

「りん?何か言ったか?」
「いーや!行くでシド!!」

そう言ってりんは荒野へと、馬で駆け出した。