「もう終わりにしようや。かずさ。」
りんは、もう一度かずさの方を見た。
全ては国の仕業。
それはもう、わかりきった事…。
こんな事ばかり続けていても、何の意味もないのだから。
「…誰のせい…?」
かずさがポツリとつぶやいた。
その言葉は、一体誰に向けた言葉なんだろうか…?
「え?」
しかし、りんにはその意味がわからず、眉間にしわを寄せた。
「プハー。」
月斗は尚も、おいしそうにたばこを堪能していた。
まるで、自分には関係ないとでも言いたいかのように…。
「それでも妃になる?」
かずさが、いつもとなんら変わらない抑揚のない声で、彼女に問いかける。
「憎い…?誰が?」
彼女の答えを待つ事はせずに、かずさは問う事をやめない。
「全て知りたければ石を見つければいい…。だってこれは始めから石取りレース。」
かずさの冷酷な声が、彼女を徐々に追い詰めていく。
それは、まるで、徐々に身体へと回っていく毒のように…。
「…。」
しかし、彼女は未だ下を向いたまま、微動だにしない。
「あなたがここへ来た理由は石を探すため…。ただそれだけ。」
かずさがとどめの一言を言い放った。
「…。」
その言葉は彼女に届いているのか、いないのか…。
りんは、もう一度かずさの方を見た。
全ては国の仕業。
それはもう、わかりきった事…。
こんな事ばかり続けていても、何の意味もないのだから。
「…誰のせい…?」
かずさがポツリとつぶやいた。
その言葉は、一体誰に向けた言葉なんだろうか…?
「え?」
しかし、りんにはその意味がわからず、眉間にしわを寄せた。
「プハー。」
月斗は尚も、おいしそうにたばこを堪能していた。
まるで、自分には関係ないとでも言いたいかのように…。
「それでも妃になる?」
かずさが、いつもとなんら変わらない抑揚のない声で、彼女に問いかける。
「憎い…?誰が?」
彼女の答えを待つ事はせずに、かずさは問う事をやめない。
「全て知りたければ石を見つければいい…。だってこれは始めから石取りレース。」
かずさの冷酷な声が、彼女を徐々に追い詰めていく。
それは、まるで、徐々に身体へと回っていく毒のように…。
「…。」
しかし、彼女は未だ下を向いたまま、微動だにしない。
「あなたがここへ来た理由は石を探すため…。ただそれだけ。」
かずさがとどめの一言を言い放った。
「…。」
その言葉は彼女に届いているのか、いないのか…。

