カツカツ
地下にあるこの場所には、煙はまだ届いてない。
「燃えてるわよ。」
地下の牢屋には、昨日捕らえられたばかりの月斗が、鉄格子に背を向けて寝転んでいた。
「あっそ。」
月斗は全く体制を変えず、口だけを動かし、そっけない態度で返した。
「死ぬわよ。」
かずさがその背中に再び声をかけるが、月斗は全く興味を示そうとせず、どうでもいいようだ。
「俺は死なねー。」
月斗はそう吐き捨てたが、やはり、こちらを向く事はない。
そして、かずさもまた、彼にそれ以上歩み寄る事はしない。
地下にあるこの場所には、煙はまだ届いてない。
「燃えてるわよ。」
地下の牢屋には、昨日捕らえられたばかりの月斗が、鉄格子に背を向けて寝転んでいた。
「あっそ。」
月斗は全く体制を変えず、口だけを動かし、そっけない態度で返した。
「死ぬわよ。」
かずさがその背中に再び声をかけるが、月斗は全く興味を示そうとせず、どうでもいいようだ。
「俺は死なねー。」
月斗はそう吐き捨てたが、やはり、こちらを向く事はない。
そして、かずさもまた、彼にそれ以上歩み寄る事はしない。

