「…あんず…、」 スヤスヤと、寝息を立てている、柔らかな頬にそっと触れてみた。 眠っているせいか、その体温は子どものように温かで。 ずっとずっと、触れていたいと思う誘惑を振り払うのに、苦労する。 あぁ…、なんてムボウビで柔らかで、温かいんだろう? この存在が、ずっと俺のものだなんて、これ以上のシアワセは、この地球上に存在しない。 断言できる、今日この頃。 .