その日俺は香鈴を呼びだした。


わざわざ屋上に来てもらった。



ガチャッ……キィー…



ドアの開く音が聞こえた。


『もぅ!何なの?!わざわざ屋上に来なくても病室でも別に話せるでしょ?!』


香鈴のブツブツ愚痴を言っているのが聞こえた。



「俺さ…記憶まだ戻ってないけど香鈴の事好きになっちゃったんだよね。だからさ…責任取って俺の彼女になってよ。」


たぶん俺今顔真っ赤だよ…

しかもこんなくさいセリフ言ったのも初めてだし…


恥ずかしいー



余りの恥ずかしさに俺は香鈴の顔がまともに見れなかった…