私は放課後翔を呼び出した。


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翔がきたから私は溢れそうな涙を堪えながら口を開いた。



「翔……私と…別れてください!……やっぱり翔の事どうしても好きになれなくて………本当…好きになる努力するって言ったのにごめんね………。」


翔は一瞬悲しい顔を見せたけどすぐにいつもの笑顔で


『分かってたけど…やっぱホントに言われるときついな……俺みたいないい男フったんだから幸せになれよ!』
って背中を押してくれた。


私は泣きながらただただ頷いた。



翔は笑いながら『早く行けよ!じゃあな俺のマイハニー』って頭をたたいてくれた。


私は涙を拭きながら「これからはずっと友達だよ!」って叫んで走って部屋を出た。

私は無我夢中で廊下を走った。