あんな姿雅斗らしくないって事は一番良く私が分かってるのに…雅斗をあんな風にしてしまったのは私だから何もできなくて…



それでも雅斗の事が大好きで……でも雅斗は私なんか大っ嫌いで……私は雅斗の事を知ったかぶってたけど本当は何にも知らなくて……雅斗の人生めちゃくちゃにしちゃって………




目すら合わせてくれなくて…………笑わない雅斗がこんなに怖いなんて思わなかった…………………。




溜め息ばかりついていた私に咲悠は
『何があったの?!』って聞いてきた。


咲悠は今人の事なんか心配できる余裕なんか無いはずなのに……………雅斗と別れてつらいはずなのに………全部全部私のせいでこんなにたくさんの人が傷ついてて……私だけが幸せに何かなれ無いよ………。


私は咲悠に
「人の心配はしなくていーの!」
って軽く怒ったら咲悠が『でも…』っていつもより弱気で言ってきたから
「大丈夫だから!」って今出せる精一杯の笑顔を見せた。