「なぁ…香鈴は何で俺の事無視するんだ?!」
タダ理由が知りたいだけなのに香鈴は黙ったまんまで答えてくれない。


俺はそれから30分くらい待った。

でも一向に答えてくれない香鈴に近付きながらそっと頭を撫でた。

香鈴は一瞬ビッって動いたけどその後ちょっとずつ顔を上げた。


切なそうな顔をしていたから少し期待を胸にもう一度聞いた。


そしたらさっきの顔からは想像できない言葉が俺の胸を突き刺した。