…諦めると言ってももうかなり長い間片思いしてたからそんな簡単に諦められるわけなかった。



「はぁ」
俺は小さく溜め息をついた。


俺がボーッとしているといつの間にか4時間目が終わっていたらしい。



みんながガヤガヤ騒いでいた。



昼休みになって俺は翔と屋上で昼飯を食べた。



その間にも宮日の事を考えていた俺はこの時翔が言った思いも寄らない言葉を聞き損ねて後々大変な事になるなんて考えてもいなかった。