「珍しいわね。遅れてる」
私は、白城 蘭
日本中のお金持ちや有名企業の令嬢が通う
一ノ宮学園に通う高校2年生
私の親も白城コーポレーションという
日本ではかなり名の知れた会社
そして、今はいつもなら必ず
到着しているはずの迎えの車が来ない。
「あら、蘭さん珍しくお待ちになってるの?」
同じクラスの野々宮 真子だ。
「そうなの。困っちゃうわね」
めんどくさい女子校の世界では
話し方までもがめんどくさい。
「早く来てくれるといいのだけど。
では、ごきげんよう」
「ごきげんよう」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…