芸能人くんの甘い溺愛。

「あの、さ。僕、今度の日曜日空いててさ。」

「うん」

なんだろう…?

「2人きりで、遊ばない?」

陽介くんは、2人きりを強調して言う。

「え?」

息が止まった……という表現がぴったりだ。

「や、あの、無理なら、いいんだけど、うん」

陽介くんが戸惑っている。

か、可愛い……。

「ふふっ」

思わず笑いをこぼしてしまった。

「ぼ、僕おかしいかなっ!?」

「ふふっ、あはは、陽介くん、いいよ。遊ぼ」

勢いで言った。

その方が楽だったし…!

「ほ、ほんと…?ありがとう!じゃあ連絡先交換しよー」

陽介くんも軽い感じで言った。

"連絡先交換しよー"


え、ちょ、は?

「いいの?」

私なんかが連絡先を交換したら、マネージャーさんに見つかったら、陽介くんが活動できなくなったら……。

「悪いこと考えちゃだめ。僕の責任になるんだから」

「よ、陽介くんは、私の心が読めるの?」

私が考えたこと、見えてるみたいな。

「違うよ、明里の優しさを知ってるだけ」

「……っ」

なに、この、イケメン男子。

太陽のように、にっこり笑って。

私の心臓を狂わせてくる……。

死んじゃうって……。

「はい、スマホ貸して」

「う、うん……!」

カバンの中からスマホを取り出し、陽介くんに渡す。