芸能人くんの甘い溺愛。

「僕ね、明里と2回会ったことあるんだよ」

「え?」

そんなわけないよ…!

こんなイケメン会ったら気付く……と、そこまで思って、心当たりを感じた。

先週の第一次審査の結果発表の日……!

確か、男性2人がうちに来ていた。

さっきまでの蒲田くんたちの変装と全く同じ……。

嘘っ…!

なんで気付かなかったんだ……!

「ふふっ、気がついた?」

いたずら子っぽく、笑った陽介くん。

不意打ちすぎる……。

このままじゃ心臓が…。

「あれ、明里顔赤くない?熱でもあるの?」

そう言って陽介くんが、私の額に手を当てた。

さっきでも近かったのに。

さらに近づかれると、困ります…。

「ね、熱なんてないよ…!いやー、今日はあったかいね〜」

私すごい棒読みな気がする…。

「そうだね!あったかいもんね!」

さっすが天然。

私の嘘に気付かないとは…!

そこで私は気がついた。




どんどんどんどん、陽介くんに惹かれていることに。


そして、ただのファンではなく、これは恋愛感情だと確信した。


芸能人に恋なんて、叶わない。

そんなこと知ってる。


でも、この恋は。





必ず諦めない。


私は秘かに心に誓った。