芸能人くんの甘い溺愛。

陽介くんが私の敵_ジェットコースターを指差した。

うっ…。

陽介くんが言うなら…って思ったけどやっぱり無理。

「わ、私はパスで〜」

光里姉なら分かってくれると思い、光里姉を見る。

「明里は、ここで待ってな!」

「うん」

光里姉、さすがです。

私は近くのベンチの方へ歩いていく。

近くにパンフレットがあるので、それを見る。

ここの遊園地があること、忘れてた。

陽介くんのことで頭がいっぱいだったんだ。

というか、"陽介"と普通に呼んでしまっているが大丈夫なのか…。

でも、陽介くんがいいって言ってくれたから…!

「あーっと、トイレ行ってくる。先行ってて」

陽介くんが蒲田くんと光里姉に声をかける。

「うん!」

と、純粋に頷く光里姉。

そして、

「2人きりじゃん……!」

と、現実に気付く蒲田くん。

光里姉、そういうところは鈍いんだよな…。

思わず苦笑してしまう。

「明里〜…?」

2人のことを見ていたら、いつの間にか陽介くんが横にいた。

「わっ……!」

顔が近い。近すぎる…!

「へへ、明里が1人じゃ心配で」

はい…?

甘いよ、陽介くん。

甘すぎますって………!

そんなこと言われてときめかない女子はいないよ。

「あ、ありがとう………!」

感謝を言うので精一杯だ。