芸能人くんの甘い溺愛。

「うーん、陽介かなっ!」

またまたハードルがエベレスト級です……。

「わ、わ、分かった…!陽介、ね。でも、まだ恥ずかしいから陽介くんで…」

「んー、まあいいよ」

心臓の鼓動が早まってる。

私のその一言を聞いた陽介は、無邪気でとっても可愛い笑顔を浮かべた。

あぁ、だめだ。

今日は心臓が持たないよ。

「おーい、2人ともー!早く〜!」

光里姉と蒲田くんが手を振っている。

「行こう」

陽介はそう言うと、私の手を掴んだ。

陽介の手の温もりが伝わってくる。

もう、いちいち一喜一憂していると、死んでしまう気がする。

心を無に。無に。

それでもきっと無理なことを確信しつつも、平常心を保とうとする。



今日は、大変な日になりそうです。

ー ー ー ー ー ー ー ー ー

「ほら、こっちこっち」

蒲田くんと陽介くんに導かれ、その方向へ進む。

どこで今日はデートするんだろう。

最寄駅の5個隣だから、あんまり来たことないなぁ……。

美菜と久留美とカフェに来たことくらいしかない。

ワクワクする……!

「そろそろ着くよ」

横を歩く陽介くんに声をかけられる。

「おー、楽しみ!」

陽介くんたちは、芸能界という大人の世界にいるから、大人っぽい場所なのかな……?