「優香里姉が色々やってくれてねっ、」

光里姉は、興奮している様子。

「蒲田くんと会えることになったの……!」

蒲田くんねぇ〜…、ってえええ!?

「会うのぉ!?」

危なかった…、今、聞き流すところだったよ!

「うんっ!」

光里姉は幸せそうな表情で、なんだか私も嬉しくなった。

「いつ会うの〜っ!?」

私は興味津々。

「あのねー…」

光里姉は、嬉しそうに頬を赤らめながら話しはじめた。


光里姉の話をまとめると、こう。

優香里姉は、光里姉が蒲田くんに会いたいと言っていることを叶えたくて、蒲田くんに連絡したらしい。

蒲田くんは、なんとすんなりオッケー。

来週の土曜日に会うんだって。

「光里姉、いいな〜っ」

私はうっとりする。

「へへ」

光里姉は照れ臭そうに笑った。

でも、本当に羨ましいなぁっ…!

「で、蒲田くんと何をするのっ…?」

私は、光里姉に聞いた。

「えぇっとぉ……、それが決まらなくて…。
蒲田くん、有名人じゃない?見つかったら大変よね。」

「あ、そっか。蒲田くんは有名人だもんね…」

人気(ひとけ)が少ないところがいいよね…。