小さい頃からそうなんだけどね。

【陸都:やべ、やってない。ありがと】

思わず笑ってしまう。

「どしたの?陸都?」

光里姉がスマホの画面を覗きこんだ。

「うん、陸都の世話役だからさ。」

「陸都も前から変わんないよね〜」

2人で顔を見合わせてくすくすと笑った。

「じゃ、私も課題やろーっと、明里二次審査も頑張れ!」

「うんっ…!ありがとっ!」

私は光里姉に抱きつく。

光里姉は、私の頭を撫でて、部屋から出て行った。

なんだか、疲れちゃった。

多分、一次審査の結果が出るまでそわそわしてたからかな。

安心できる結果でよかったなぁ…。

【久留美:受かったんだってね。おめでと〜(*'▽'*)】

久留美から連絡がきた。

【明里:うん!ありがとねー!(´;ω;`)】

やっぱり、美菜と久留美のことが大好きだなって思った。

ー ー ー ー ー ー ー ー ー

「ふわぁ〜…」

今日は日曜日。

外は雨だった。

今日は家で過ごすか〜。

「あ、あ、明里ぃぃぃっ!」

いきなり光里姉が部屋に飛び込んできた。

「わっ……!なにっ…!?」

私は驚いて目を丸くした。