ゆっくりと目を開けると、部屋はぼんやり薄暗くなっていた。 果たして朝なのか、夜明けなのか…? 明るい部屋で、昼間からあらたに抱かれたのだ。 どれくらいの時間がたったのだろう…? まぁ、どのみち仕事は休みだ。 伸びをしながら、ゆっくり起きあがった。 部屋は当たり前のことだけれど、あらたがいなくなる前と同じ状態で。 空のペットボトルや、開いたままの雑誌が転がっている。 .