ウソツキハート




「あんたも、食う?」



「いえ。結構です。」



「遠慮しなくてもいいのに。」



ちょっとはあなたが遠慮してほしい。



ため息をついたあたしに、



「あ?もしかして、怒ってんの?」



ベッドの中から、あたしに問いかけた。



「…いや…別に…。」



そっけなく答えれば。


「だよなー、結構感じてたもんな?」



スプーンをくわえながらさらっと放たれた爆弾は、



「――なっ…!!」



あたしに羞恥心を与える。



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