あまりの展開の早さに唖然としながら、男に手を引かれて部屋のドアの前へ。



当たり前のように、鍵を鍵穴に差し込んでドアを開けるのは、ガードレール男。



「はい、どーぞ。」



なんて、促しているけどここ、あたしの部屋なのですが…。



靴を脱いで、ずんずんと部屋にあがってゆく。



あたしの手を引いたまま、リビングに到達すると一言。



「コーヒー出して。コーヒー飲みたい。」



振り返って、あたしに言った。



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