「…わざわざそんなことしなくたって、いつでも作るよ?」 あらたがそれをあたしに望んでくれるなら…。 これからも、こんな優しい時間が続くなら…。 なんの確約も約束もない、あたしとあらたの時間。 続くといいな、なんて、あらたを窺えば。 「じゃあ、これからもよろしく頼むよ。あんずチャン。」 大きくでも繊細なあらたの手のひらが、あたしの頭を撫でる。 イジワルにも優しくも変わる、あらたの手のひら。 どうかあたしをいつも、抱きしめていて、ね? .