「…あらた、何か変なこと考えてる?」 じっと見つめれば。 「は?なんでだよ?」 肘に頭を載せたまま、あたしを見返した。 「今までそんな事、一言も言わなかったから。あ!さてはあたしの料理の腕を笑う気?!」 「なんでだよ。そもそも俺、あんずの料理の腕知らねーし。もしかして、下手なの?」 勢い込んだあたしの言葉は、あらたのにやにや笑いに消される。 「人並みには、出来ます~!!」 そんなあたしの宣言に。 .