ウソツキハート




「あんず。ハラ、減った。」



あたしを見つめるあらた。



「そうだねー、じゃあ何か食べに行く?」



ベッドに2人で寝ころんだまま交わす、緩い会話。



これじゃあ、まるで…。



いつまでたっても明確にはならない、あたしとあらたの関係。



不明瞭なまま、距離だけがどんどん近くなる。



恐れ、恐怖。



正面切って聞けないのは、あらたの答えがわからないから。



あたしはあらたじゃないのだから、聞くしかないのだけれど。



聞かなきゃ、わからないのだけれど。



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