「どんな、夢?」 あらたの腕の中から問いかければ。 「言ったら現実になりそうだから、言わない。」 そんな風に、くちびるを真一文字に結んだ。 その姿が可愛らしくて愛おしい。 「じゃあもう、悪い夢は見ませんように…」 囁きながら、あらたの瞼に口づけた。 「…おやすみ。あらた。」 「…おやすみ。」 まだ朝までは時間がある。 悪夢なんか見ないように。 ゆっくり、眠って、ね? .