「…あらた、これ…さっきのお店で?」 さっき、あらたと一緒に前を通ったアクセサリーショップのものだろう。 あたしが見てたから? だからわざわざ、買ってきてくれたの…? どうして?どうして、離れられなくするんだろう。 こんな頼りない『手錠』がなくたって、あたしはあらたから離れたり出来ないのに…。 「あんず。なんで…泣くんだよ…」 あらたのそんな言葉で初めて、自分が泣いているのに気がついた。 .