次いで、唇に触れるあらたの唇。 優しいキスに、穏やかな気持ちになる。 「なぁ、あんず。」 一度あたしを離して。 「もっとキワドイの、やろうか?」 おでことおでこがくっつく距離で囁くあらた。 「キワドイ、なにをくれるわけ?」 強がりは相変わらずで。 「ん?そんなん、ちゅーに決まってんだろ。」 囁く。甘い声で。 道の真ん中。 抱き合う、あたしとあらた。 街の喧騒や、人の目なんて気にならない。 .