さっきすれ違った女の子は、あらたを眺めた後に、あたしを上から下まで値踏みするように見ていった。 あらたと肩を並べて歩くことは、あたしに羞恥心と罪悪感を与える。 「…あらた、手、離して。」 消え入りそうな声で囁けば。 「なんでだよ?」 立ち止まってあたしをのぞき込んだ。 「だって、みんな見てるし。あらたが綺麗だから…」 「は?なんだ、それ。」 珍しくぽかんとした表情を浮かべたあらた。 .