桜井律といいます。

泉詩です。

お互いに自己紹介をして、林檎のひとは律さんだと、知った。

なんだか、いい友だちになれそうで、少しワクワクする。 

年上の男のひと。

しかも、あの人と同い年。

こんなにも纏う雰囲気が違う。

「みんな同じなんだよ!」

は、違うんだ。

だってきっと、いや、絶対に。

あの人と律さんは根本的に、違う人間だ。