No rain,No rainbow

「それは、あなたが優しいからですよ」

あなたが、そのままの律を受け入れてくれたから。

あなたが律を、律のココロを開いたからです。

誰かと付き合っても、あの傷のせいでいつもうまくいかなくて。

あんなのただの模様で、ホクロとかといっしょだろ。って。

もっと律の内面を好きになってやってくれよ。って。

端からみてるオレはいつも、思ってました。

自分の人生を、ただ粛々と受け入れてるあいつが、歯がゆかった。