No rain,No rainbow

「…それで間違いない、と、思います…」

目線を外しながらつぶやいたのは、恥ずかしさがこみ上げたから。

「詩さん」

私を呼ぶ、律さんの声。

オレを見てて?ずっと、ずっと…

ゆっくり、目線を上げたら、律さんの優しい目に捉えられる。

もう、目線を外すことはできなくて。

「さっそく、その解釈、発動しましょうか?」

逆らい難い提案に、目を合わせたまま、深く頷けば。

優しいキスが落ちてきた。

「常に発動したくなっちゃいますねぇ」

困るなぁ、ね?

いたずらっぽく笑う、私の律さん。