No rain,No rainbow

「…誓い、の、」

「…え…?」

中途半端な単語で、言葉を切った律さん。

ふんわりとしたシアワセが漂うこの部屋で、目を合わせて見つめ合う。

先に動いたのは、律さんで。

ぬくい手のひらが、私の頰を包んだ。

「誓いのキスは、何度してもいいと、思いますよね?」

それはもう、私の肯定を見越している。

「…キスに理由は、いらないと、思い、ます」

上目遣いで、うかがう私に。

「ほほーう」

なんて、少し目を細めて見せた。

「それは、したいときにしたいだけ、あなたにキス、してもいいって解釈でいいってこと、ですね?」

少し首を傾げるその仕草も、愛おしい。