No rain,No rainbow

「わー!お待ちしてました!!」

出迎えてくれたのは、ウエディングフェアでドレスを試着することになったきっかけを作ってくれたウエディングプランナーの女性で。

「もう、ぜひぜひ!!うちでお式、挙げてください!ねっ!!」

なんて、満面の笑みを浮かべてくれた。

「もー、桜井さん、いつの間に結婚することになったんですか?うちのドレスやリングの写真を受け持ってくださっている方が、うちで結婚式挙げてくださるなんてッ!感無量です、感無量!!」

なんて、今度は鼻をぐすんぐすんさせている。

「…や、…あの…まだ、決めたわけじゃ…」

言いにくそうに言いかけた律さんに、

「何言ってるんですかっ!うち以外考えられませんっ!!」

鼻息も荒い、お姉さんに、

「……、」

言葉をなくす、律さん。