No rain,No rainbow

「こんなことで、そんなに喜んでもらえるなんて」

あなたが、喜んでくれたら、それだけで嬉しいです。

穏やかに微笑む律さんの頬は、少し高いおひさまの明かりに照らされて光っている。

細かなうぶ毛が光る頬。

その尊さを知っているのは、私、だけ。

シアワセはいたるところに転がっている。

そのことに気が付かせてくれる、律さんの優しさ。

律さんに出逢えなければ、その出逢えた相手が律さんでなければ、感じ得なかった、優しさとシアワセ。

それをずっと、ずっと。

大切に大事に忘れずにいよう。