No rain,No rainbow

「…もう、ちょっと、我慢できないからここでいい?」

言いながら、私のシャツを脱がしてゆく、律さん。

その手つきはどこまでも優しい。

「あとでベッドでもするけど、ね?」

妖しく微笑みながら、私を見下ろす。

そのセクシーなまなざしが急に私に恥ずかしさを起こさせる。

思わず両手で目を覆った。

「だめ」

ちゃんとオレを見てて?

私の両手を外しながら、律さんが囁いた。