No rain,No rainbow

「…何時でも、あなたが隣にいてくれるだけで、心強いし、嬉しいんです、よ?」

いつも、どんなときにでも、あなたが隣にいてくれるだけで、オレは救われるし、生きていていいんだと、思えるんです。

それは、他の誰かじゃ駄目で、あなたしか、あなたじゃなきゃ、駄目なんです。

優しい声音が、狭い部屋に響く。

「だからあなたはどうか、なんにも考えずになんにも、気負わずに、ただただオレのそばにいてください」

オレはそれだけで強くなれるし、弱くもなれる。

それは、あなたの前でだけ、です。

支え合って、落ち込んだときはいっしょに落ち込んで。

いつもハッピーでいる必要はなくて。

だって、総てをあなたに見せられるから。

気取ったり、我慢したり、嘘ついたりする必要はなくて。

そんな関係を、あなたと築けたことが、何よりのシアワセ、です。