ぷつぷつと、シャツのボタンを外す音がする。

隙間から入ってくる指先は、優しく肌の上を這う。

"気持ちいい""優しい""恥ずかしい"すべての感情が混ざり合ってひとつになる。

閉じた目の奥に浮かんでいるのは、様々なたくさんの律さんの姿で。

まだまだたぶん、知らない律さんと出逢って行くのだろう。

そこはたくさんの楽しさと優しさに、満ち満ちている。

戸惑うことや、どうして?思うことも必ずやってくるだろうけれど。

そのたびに、正面切って聞いてもいい、安心と嬉しさ。

それを抱えて、今日もひたすら律さんに嵌る。