「律さん!律さん、律さん!!」

さらに強く、律さんに抱きついて、その首に両手を回した。

見上げた目が、もう、愛おしい。

「…律さん、大好き、です」

「…知って、ます」

目を合わせて、笑い合う。

シアワセな時間はつねに流れている。

「律さんと、お部屋ではじめていっしょに、映画を観れて嬉しいです」

「…オレもだけど、こいつばっかり見ないでね?」

「律さんのことしか、見てないです」

素直に溢れる、たくさんの言葉たち。

ふたりの空間を、作っているすべてのもの。

お互いを、何よりも大切にしたいと思うこと。

疑う必要なんてない、気持ち。

何よりも、律さんが愛おしい…