「オレたち、どんだけ好き合ってるんですか、ね?」

「ほんとです、ね」

この会話に色を付けるとしたら、ふんわり柔らかなピンク色。

「じゃあ、最後のひとくちは、律さんどうぞ」

ミルクティー、美味しかったです。

「じゃあ、遠慮なく」

自分で持っている、ミルクティーのアイスクリームをスプーンで掬った律さんは、なぜだかまた、そのスプーンをまた、私の口元に持ってきた。

「もう、律さん。いつまでも、食べられないですよ?ミルクティー」

笑いながら言った私に、

「いいから、いいから。はい。あーん」

言われて反射で口を開けたら、舌の上で甘さが溶けた。

その瞬間、

「…ん…、」

重ねて落ちてきた、律さんのキス。