家に帰って、ふたりでご飯を作る。

当たり前になりつつある、私と律さんの時間。

この日々がもし、なくなってしまう日がくるなら…

想像するだけで、ぞっとする。

当たり前のことなんて、ひとつもない。

それを私はいつも、忘れずにいよう。

出来上がったご飯をローテーブルに並べる。

汗をかいている、ビール缶も並べて、

いただきます、と、乾杯をする。

喉に落ちてゆくビールが心地良い。