「はい。それは、もう。働かせて頂けるなら、それだけで有り難いです。」

少し、頭を下げながら、もしこのドラッグストアの仕事が決まったら、とにかく一生懸命に働こうと、思う。

「では、ぜひ。お願いします。」

私の履歴書の角を合わせるように机にぽんぽんと、2度軽く叩いて、店長が言った。

「…あ、え…えっと、採用…して頂けるんですか…?」

「はい。えっと…、お願いしたいんですけど、マズかったですかね…?」

額を人差し指で軽く掻きながら、少し首を傾げてみせた。

「いえ、いえ、いえ、いえっ…!!」

全力で目の前でぶんぶん両手を振る。

「まさか、この場で採用して頂けるなんて思わなかったので、びっくりしてしまって」