「ヴィンセント、レオナード、協力してくれてありがとう」
成功できたのは二人がいたからだ。二人がいなければ、ニコラスをこうして捕まえることはできなかった。そんな思いが込み上げ、イヅナは二人に頭を下げる。
「いいってことよ！今度、ジュース奢れよ」
「イヅナ、お疲れ様。うまくいってよかったよ」
レオナードとヴィンセントは微笑み、イヅナの頭を撫でる。そして三人はニコラスを見張りつつ、「大変だったね」と話し始める。ニコラスの目は薄っすらと開き始めていた。少しずつ覚醒しているようで、レオナードが体の上に乗り、体重をかける。
「夜明けまであと七時間か……」
ヴィンセントが腕時計を見て呟く。イヅナもニコラスの足に跨り、レオナードと同じように体重をかけた。
その時、遠くから人の声が聞こえてくる。その声には聞き覚えがあった。大人よりずっと高い子どもの声である。ソフィアたちの声だ。
「えっ、何であの子どもたちが夜の森の中にいるんだよ！？」
成功できたのは二人がいたからだ。二人がいなければ、ニコラスをこうして捕まえることはできなかった。そんな思いが込み上げ、イヅナは二人に頭を下げる。
「いいってことよ！今度、ジュース奢れよ」
「イヅナ、お疲れ様。うまくいってよかったよ」
レオナードとヴィンセントは微笑み、イヅナの頭を撫でる。そして三人はニコラスを見張りつつ、「大変だったね」と話し始める。ニコラスの目は薄っすらと開き始めていた。少しずつ覚醒しているようで、レオナードが体の上に乗り、体重をかける。
「夜明けまであと七時間か……」
ヴィンセントが腕時計を見て呟く。イヅナもニコラスの足に跨り、レオナードと同じように体重をかけた。
その時、遠くから人の声が聞こえてくる。その声には聞き覚えがあった。大人よりずっと高い子どもの声である。ソフィアたちの声だ。
「えっ、何であの子どもたちが夜の森の中にいるんだよ！？」
