「温泉、、、、行きたい」

「まずは、ごはんだけどね」

人混みをぬけて、一緒に横並びで歩きながら目的地に向かう
海の近くまで歩いて、潮風の匂いがする近くのビルに鳴海は足をふみいれて、エレベーターで上に上がる

ついたのは、港一望できるレストランだった

鳴海にしては珍しいオープンな空間のテーブル席が並ぶ店で、店員さんに案内され店の奥へと歩いていく

「こちらになります」

店の奥に扉があって、店員さんがドアを開けてくれた先には、4人用テーブルセットが窓に対して水平に置かれた個室があった
鳴海に促され、奥の席に座る