「あんなことがあって、学校に行かせようなんて思えない。俺は、陽菜が心配なんだよ?
学校に行かなくても、単位は貰えるし卒業もできる。だから、陽菜が傷つかない、安全なこの家にいて欲しいんだよ。
わかってよ・・・陽菜」
タバコを口から離して、灰皿の上に置く。
そっと腕をまわされて、腕に力を入れて抱き寄せられる
鳴海に、これ以上心配はかけたくない
「じゃあ、いい」
「うん、ありがとう陽菜」
優しく撫でられる背中
それでもその中で2人がどうなったのか、気にならないわけでもなかった
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